福岡競艇場は風とうねりで予想が難しい!競艇場の特徴と予想するコツを紹介!

競艇場好きの方は知っていると思いますが、最近競艇を始めた方は福岡に競艇場があることを知っていますか?

福岡競艇場は福岡県福岡市中央区那にある競艇場です。

近隣には、福岡ヤフオクドームや高層ビルが立ち並び、競艇ファンの間では「都市型競艇場」という言葉が広まっています。

また万舟券が頻繁に飛び出す競艇場としても有名なため、万舟狙いの方や穴党な方が好んで勝負することもあるようです。

逆転に次ぐ逆転もレースの中で多く見られるため、最後まで緊迫したレースは毎回観るものを湧かしています。

今回は福岡競艇場の特徴と予想するコツをご紹介します。

福岡競艇場ってどんな競艇場なの?

どんなところ(福岡競艇場)
場所は 福岡市中央区那の津一丁目7-5に位置しています。

福岡県の那珂川河口にあるレース場です。

博多湾が近いこともあって水質は汽水です。

変則的な競走水面でピットは2マークの対岸側、待機水面も狭く、助走距離は180mしか取れません。

1マークは那珂川の中央部にはみ出しています。

助走距離が取れないかわりに、スタートライン上のコース幅は63.75mもあります。

他のレース場が約50mに対してかなりの広さです。

スタートをするときの6艇が横間隔を広く取れるので、1マークでは捲り差しが入りやすくなります。

1コースは内線に寄って走らなくてはならないので、かなり窮屈に1マークのターンになります。

街の中心に近い場所にあるので、遊びに行きやすいですね。

アクセス方法は、福岡空港から車で約15分です。

高速だと、福岡高速環状線・天神北出入口から車で1分で到着します。

電車では、西鉄天神大牟田線福岡(天神)駅から徒歩15分、福岡市地下鉄天神駅から徒歩で約10分のところに位置しています。

また、JR鹿児島本線・山陽新幹線・福岡市地下鉄博多駅から西鉄バスで約10〜30分、那の津口(福岡競艇場入口)下車すると良いと思います。

それでは、福岡競艇場の様々なポイントを紹介していきましょう。

福岡競艇場の特徴はある?

特徴(福岡競艇場)

風向き・風力・潮の干満によって、うねりが発生します。

このうねりによってレースは大きく左右されます。

引き潮時は第1ターンマーク付近は静水面になっており、スロットルを握った全速ターンがみられ、スピード感のあるレースが展開されます。

一方でうねり発生時は波に乗ってしまい、まくりにいった艇が失速してしまう光景がよく見られます。

うねりがはっせいしているかどうかは、観客の目視では難しいため、参考にするにも中々できないのも難点です。

そしてもう1点、福岡競艇場の特徴として上げられるのが第1ターンマークがスタンド側に、第2ターンマークがピット側に大きく振られている点です。

そのため、インコースは窮屈な旋回を強いられるため、高い旋回技術が求められてきます。

旋回技術がない選手は、絶好枠に入っても第1ターンマークで外に膨れてしまい、空いた内側を他の艇に差されてしまうケースもあります。

こうした点を踏まえると、堅く実力者や福岡支部の地元レーサーを選定するのも一つの手です。

また、福岡競艇場は全国屈指の難水面である江戸川競艇場と水面の特性が似ているとも言われています。

そんな難水面の江戸川競艇場巧者といえば「濱野谷憲吾」選手ですが、濱野谷選手は今回のボートレースオールスターにも出場します。

競艇場は違いますが、難水面に柔軟に対応できる選手として、予想をする際に頭の片隅に置いといても良いかもしれませんね。

うねりが無いときは一変する

うねりがないときは、状況は一変します。

引き潮時、とくに西向きの弱い風のときは、1 マーク付近は静水面になり、アウト艇も思い切って握って回れるようになります。

全国的にみて、福岡はインが弱いことが印象にあります。

理由は下記の通りです。

①「うねり」発生時は、中外からのまくり不利になる。

②2 マーク側の奥行きが狭く、中外艇が大きく引いてダッシュをつけにくい。

イン有利な条件がそろっていても、インの 1 着率は年間を通して 30%強と、全国平均を下回っている。

1 マークがスタンド側に、2 マークが発走ピット側に大きく振られているのも、インにとっては過酷な条件になっています。

これは全国的にほぼ同じ状況だが、福岡はとくにインの回りシロが少なく、高度な旋回技術が求められますね。

発走ピットから小回り防止ブイまでの距離が短く、1 分 50 秒の待機行動時間では、流れ込みの状態になりやすいのも、インには不利な材料になります。

とくに前づけでインに潜り込んだ場合、スタートラインから 100m以内になることもあります。

一般的には、温度が上がってエンジン自体のパワーがダウンする夏場は「アウト有利」、気温が下がって空気の圧縮比が高くなり、パワーアップにつながる冬場は「イン有利」と言われています。

とくに福岡は、冬場はイン有利なホーム追い風の日が増え、夏場はダッシュ艇に有利なホーム向かい風の日が多くなる傾向にあります。

干満差があることを意識

福岡競艇場の水面特徴の1つでもある、干満差があることでしょう。

福岡競艇場の水質は、汽水ということは先ほどもお伝えしました。

潮が引くと水面が安定し、スピードに乗ったターンがしやすくなるのでアウトコースが有利になります。

逆に、潮が満ちると水面が不安定になるので、インコースが有利になることもあります。

波が高いことがある

福岡競艇場の水面特徴の2つ目は、波が高いことでしょう。

競艇では、波の高さ(波高)が5m以上になるとレースへの影響が出てくると言われていいます。

波が高いと艇の操縦が難しくなるので、普段から波が高い競艇場で練習している選手が有利になります。

東京、山口、福岡、佐賀の支部に所属している選手は、波に乗るのがうまい傾向にあります。

海が近く風が強い

福岡競艇場の水面特徴の3つ目は、風が強いことです。

競艇では、風速5m以上になるとレースへの影響が出てくると言われています。

追い風のときは、インコースの艇が風に乗って加速し、アウトコースの艇のターンが流れやすくなるので、インコースの艇が有利です。

逆に、向かい風のときはインコースの艇が加速しにくく、アウトコースの艇が小回りなターンを決めやすくなるので、アウトコースの艇が有利です。

福岡競艇場では、夏は向かい風、冬は追い風になることが多いので頭に入れましょう。

福岡競艇場コース別1着率

コース別1着率(福岡競艇場)

1コースの1着率は42.8%という数値となっており、全場との比較で20位と下位になります。

それでも4割以上は1着が1コースなので重要ですが、他のコースも注意が必要なのが福岡の難しいところです。

2コースは全場比較の4位と上位になります。

1着率19.6%と2割近くの1着率なので、予想時にはかなり注目したいコースになります。

他の選手との兼ね合いで狙ってみるのも面白いですね。

3コースの順位は全場比較で1位となっています。

また、1着率18.12%と他場との比較で最も高い数値となっています。

1から3コースの選手が1着になるのが8割以上です。

スロー勢には特に注目したいのが福岡の特徴ですかね。

4コースの1着率が全場の13位とや中間あたりです。

数値的にも1着率が12.42%と悪くないところです。

内側の1コースから3コースまでが怪しい場合は、必然的に4コースを意識しておきたいとこですね。

5コースは全場比較の16位と全場比較で微妙な順位ですが、それでも1着率6.47%は極端に悪いわけでもなく平均的数値です。

状況によっては狙ってみるもの手ではあります。

6コースの1着率が全場比較の20位と下位になります。

1着率が1.55%と低めなのでなかなか狙いづらい数値です。

状況判断や展開を予想しての購入をお勧めしたい。

当地選手の勝率を重視しよう

福岡競艇場の予想のコツの2つ目は、当地勝率を重視することです。

勝率には、全てのレースの成績から計算される「全国勝率」と、その競艇場だけの成績から計算される「当地勝率」があります。

全国勝率が高い選手が基本的には強い選手ということになりますが、福岡競艇場では水面特徴が特殊なために全国勝率が高い選手でも活躍するのが難しいことがあります。

その点、当地勝率が高い選手なら福岡競艇場での活躍がかなり期待できます。

また、普段から走り慣れている地元選手もレースを有利に運びやすくなっています。

福岡競艇場では、出走表では当地勝率を、直前情報では風向きをチェックしよう!

福岡競艇場の予想するコツまとめ

まとめ(福岡競艇場)

今回は福岡競艇場の特徴と予想するコツをまとめました。

福岡は少し特殊な競艇場になっており、季節や天候に非常に左右されることが解かりました。

競艇の場合、水面の上に船が浮いているだけの状態なので、風が吹けばすぐに結果は変わってきます。

インコースが強い競艇もあれば、逆に曲がれないで外に流される場所も存在します。

自分のお気に入りの場所を見つけて、良い予想ができると幸いです。