今回は多摩川競艇場で予想する際にすぐにでも使える予想のコツを紹介していきます。
多摩川競艇場は、東京都府中市是政にあります。
かつては多摩川河原の砂利採取場であった所をレース場に転用したものだそうです。
最寄り駅はJR矢野口駅になり、多摩川土手の北(徒歩約5分)にあります。
2013年にはイメージキャラクターとして「静波まつり」が登場し、主に周年記念のポスターやパンフレットに描かれています。
他のサイトでは、地元に因んだ様なキャラクターなのに、多摩川競艇場ではいわゆる美少女系のキャラクターを使用していて時代に合わせたキャラクターを使用していきます。
多摩川競艇場は日本一静かな水面とも呼ばれていたりと、予想にコツが様々あるので紹介していきたいと思います。
多摩川競艇場ってどんなところ
まずは、多摩川競艇場について紹介します。
多摩川競艇場は多摩川土手の北の方に位置しています。
かつては、多摩川河原の砂利採掘場であった場所をボートレース場として転用したようです。
2008年度の開催から薄暮レースが開催されるようになり、2015年から出力低減モーターが採用されています。
多摩川競艇場の「静波まつり」が可愛い
競艇だけでなく、競馬や競輪などの公営ギャンブルでは様々なキャラクターを作り集客を行っています。
しかし、そのキャラクターのほとんどはゆるキャラのようなものなっています。
その中でも多摩川競艇場のキャラクターはいわゆる萌えキャラと呼ばれるもので、人気を集めています。
熱狂的なファンも存在し、「えなこ」などの有名コスプレイヤーもコスプレをするなどと盛り上がりを見せています。
また、このキャラクターは競艇場だけでなく、コミックマーケットなどのイベントにも出店してグッズ販売をするなど、まさにイメージキャラクターの成功例とも言えるでしょう。
では、多摩川競艇場で予想する際のコツとなるポイントを紹介していきます。
1号艇の勝率が低め
多摩川競艇場では1号艇の勝率が低くなっています。
1号艇が1着になった回数を調べると、99回で勝率は45.8%となっていました。
この数値は全国の競艇場の中でもワースト3位の低さです。
では、なぜ多摩川競艇場の1号艇の勝率が低いのでしょうか?
それは、多摩川競艇場の水面に関係があるようです。
多摩川競艇場は日本一静水面と呼ばれています。
水面が静かなこともあって、スピード戦に強い様な選手が得意とする競艇場とも言われています。
もちろん、ベテランの選手もスピードで攻める事もありますが、若手の選手も若さゆえに全力で攻める傾向があります。
スピード重視ではなく、小回りを重視するような乗り方をする選手が少ないので1号艇が圧倒的に有利と呼ばれる競艇の概念を覆すような結果を残しているのだと思います。
多摩川競艇場では、今まで実績を残してきた有力な選手が次々と敗退してしまった事もあり、「多摩川決勝には魔物が住んでいる」「魔の優勝戦1号艇」とまで呼ばれてしまっています。
競艇と言えば1号艇が勝ちやすく、的中させやすいとも言われているので、あまり競艇に詳しくないような方はそれは鵜呑みにして1号艇を軸としてしまう場合が多いと思いますが、多摩川競艇場でその買い方をしてしまうと失敗してしまう可能性が高いとも言えるでしょう。
6号艇の勝率が高め
先程説明した1号艇の勝率の低さとは逆に、多摩川競艇場では6号艇の勝率が高くなっています。
多摩川競艇場の6号艇が1着になった確率は4.1%と全国の競艇場の中でも6位という上位の結果を持っています。
また、6号艇が3着までの入賞率は21.2%と全国の競艇場の中で2位という結果になっています。
6号艇が3着に入る確率が一番低い競艇場と言えば福岡競艇場です。
その福岡競艇場の確率は17.4%なので4%近くも多摩川競艇場の方が勝っています。
人気であるインコースの1号艇の勝率が低く、勝ちにくい6号艇の勝率が高いということは、多摩川競艇場は荒れやすくなってると言えるでしょう。
万舟券のような高額的中を狙うにはもってこいな競艇場かもしれませんが、その分予想を考えるのが難しく、負けてしまう可能性の高い競艇場とも言えます。
レースの流れやアウトコースの選手の展開を読む事ができれば、予想は簡単そうに見えますが、実際はそう簡単ではありません。
日本一の静水面
多摩川競艇場「日本一の静水面」と呼ばれる程、風が吹く事が少なく、風の影響がとても少ない競艇場となっています。
なぜ、風が少ないのかというと、関東の風が少ない地域に位置していることも関係していますが、競艇場の周囲が防風林で覆われていることが一番の理由となっています。
ライブ中継などを確認すると、バック側にその防風林を確認する事ができるかと思います。
水質は淡水で硬い
多摩川競艇場は淡水でプール型のレース場となっています。
淡水なので水質は硬めとなっていますが、選手によっては江戸川や唐津といった同じ淡水を使った競艇場と比べても乗りやすい水面という声も聞きます。
水質が固めの競艇場では言えることになりますが、周回展示では2マークに注目してください。
2マークを回ったとに艇が暴れていないか、しっかりと確認することが重要です。
多摩川競艇場はスピード勝負!
実は多摩川競艇場は、ホーム側、バック側の療法が全国24ヶ所ある競艇場の中でも上位の広さをもっています。
静かな水面と広い競艇場のため、クセが無く、走りやすい水面なので女子戦が多く開催もされています。
水面図を調べてみるとピットから2マークまでの距離が89メートルと若干短めなので、枠なりで進入する場合が多いです。
そして、1マークのバック側が108メートルと長めなので、どのコースからも全速力で攻める事ができてしまいます。
なので、スタートをピッタリと決め手先手を取る事がレースの要となります。
レースの道中もスピード勝負の戦いになるので、モーターのパワーも重要と言えます。
スリットで先行して、1マークをパワーで攻め込むような選手がレースの流れを掴む展開が多く見受けられる競艇場かもしれません。
多摩川競艇場は風の影響があるのか?
多摩川競艇場は風があまり吹かない為、静かな水面と説明しましたが、競艇のオフィシャルサイトに風についての解説があったので引用します。
ここ数年、対岸の樹林が電光掲示盤を越えるほどの高さにまで成長。
南風への防風林となっているが、北風の場合はスタンドの上空を通過した後に水面への下降風となって樹林に当たり、風向が難しく変化しているのでは…と地元選手は考えている。
ただ、1マークで初動を入れる位置は、たとえ北風でも強くは吹かず乗りやすい。
インが強いのは東風(真追い)、差しが強いのは北東風(右斜め追い)。まくりが利くのは南西風(左斜め向かい)、あるいは意外に内のスタートが甘くなる東南東(左斜め追い)のとき。
風の向きによってもレース展開が変わってくるので風向きによるレース展開の違いを紹介します。
向かい風
多摩川競艇場での向かい風は年間で10%以下しかなく、サンプルが少なめなので信頼度は低めの情報となります。
向かい風と言えばインコースの選手が不利になるのがセオリーですが、多摩川競艇場でもそのセオリー通りに向かい風の場合は1コース1着率が低くなり、センターの3コース、4コースの勝率が上昇しています。
また、向かい風が吹くと風の抵抗を受けてサイドが掛かってしまうため、全国で握って回る3コース、4コースの「捲り」が上手くいく事が多くなってきます。
追い風
追い風が2~3メートル程度まではインコースが強いと言われていますが、多摩川競艇場では風速1メートル以上になってしまうとインコースの勝率が下がってきます。
代わりにおすすめとなるのが2コースと3コースのなります。
2コースによる差しが決まりやすくなったり、3コースの捲り差しが上手くいくことが多くなってきます。
横風
スタンドから吹く様な右横風ではターンする際に流されやすいとの話を良く耳にしますが、全速で回れる多摩川競艇場ではインコースの勝率が上昇することが多いです。
季節ごとの予想のコツ
多摩川競艇場では季節ごとに予想のコツが変わってきます。
その季節ごとの予想のコツをまとめたので予想の参考にしてください。
多摩川競艇場の春
多摩川競艇場の春は、春一番のような強い風が吹くような季節でも、バックストレッチ斜めから弱い風が少し吹いてくる程度なので、レースの展開に影響するような風はありません。
毎年8月にモーターの変更があるので、この時期はモーターの性能に大きく差が出てきます。
モーターのパワーが不足するとインに入った選手が逃げ切れない状態になったりします。
機力に差があるようであれば、スタート時に出足が遅いような選手はダッシュ勢から捲くられてしまう可能性もあるので、実績がある選手や名前だけで決めてはいけません。
多摩川競艇場の夏
多摩川競艇場の夏と言えば8月に新モーターに切り替わる時期です。
夏場で全体のパワーが落ちる時期になるので、イン逃げが1年で一番厳しい季節とも言えるでしょう。
モーターの性能差があまりなければ、1~6コースのどのコースからでも1着を狙えるような競艇場の作りになっているので、選手のモーターへのコメントがかなり重要になってきます。
特に、モーターの回転の上がりが悪い様な選手は新モーターがパワー不足だと宣言しているので、実績があるような選手でも期待せずに外していくのもおすすめです。
多摩川競艇場の秋
秋の多摩川競艇場では向かい風が吹く日が増えてくる季節になります。
しかし、多摩川競艇場ではレースに影響するような強い風が吹く事がそうそう無いので、予想の要素として考えなくても良いかもしれません。
8月に入れ替えになった新しいモーターも夏の暑い中で使い込まれる事によって回転グセが付き、秋になることで暑さが落ち着いてくるとモーターのパワーも上がる傾向が見受けられます。
捲りで仕掛ける選手がいる中で、ダッシュから捲りを仕掛ける選手が絡むこともあり、高配当の舟券が的中するのも多い季節です。
多摩川競艇場の冬
多摩川競艇場の冬には強い向かい風が多く吹く日が増えてきます。
多摩川競艇場では珍しいですが、風速5メートルを超えるような強めの風が吹くこともあります。
向かい風と言えばアウトコースのダッシュ勢が有利に働くのがセオリーと言えますが、ダッシュ勢に肝心のパワーが無い場合は2マークの引波を超える事ができなくなってしまうので注意してください。
多摩川競艇場は淡水であるため、淡水特有の抵抗が水面にはあります。
モーターのパワーが負けてしまうと連に絡むことができないので、多摩川競艇場はモーターのパワーとスタートが勝負と言える競艇場です。
多摩川競艇場のコツのまとめ
今回は多摩川競艇場の予想に使えるコツを紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
多摩川競艇場の予想のコツをまとめると
・日本一の静水面で、風の影響を受ける事が少ない
・水質は淡水で硬め
・水面が広いためどのコースからでも全速で攻め込める
・スタートが重要で先手を取った選手がレースの主導権を握る
などが挙げられるのではないでしょうか。
今回紹介したコツを頭に入れて予想を考える事によって多摩川競艇場の的中率が上がっていくかもしれませんね。
是非、この記事を舟券予想に役立てていってください!