津競艇場は予想が難しすぎる!一発逆転を狙う為にも予想のコツを掴もう!

全国24ヶ所ある競艇場の中で、今回は津競艇場をピックアップして予想のコツを消化していきます。 津競艇場では、夏には強い海風が吹き荒れたり、冬には「鈴鹿おろし」という強い向かい風が吹きます。 風の影響をとても受けやすい競艇場となっており、予想をするのがとても難しい競艇場と言えます。 波乱な展開になってしまったり、予想外の競艇場の結末になり、高い配当を的中させられる可能性には溢れていますが、「全然当たらない」なんて事も珍しいことではありません。 そんな津競艇場の的中率を少しでも上げていくために、今回の記事では津競艇場の特徴を掴み、予想のコツを紹介していきたいと思います。

津競艇場はどんなところ?

どんなところ(津競艇場の予想のコツ) まずは、津競艇場について紹介していきます。 津競艇場は、競艇発祥の地として有名な「大村競艇場」よりも先に、全国で初めて国の許可を得た競艇場です。 1952年(昭和27年)の7月に岩田川の河口で第一回のボートレースが開催され、1969年(昭和44年)に今のボートレース津がある場所へ移転しました。 マスコットキャラクターは恐竜の「ツッキー」というキャラクターで、ツッキーには妻のツッピー、息子のツックン、娘のツーコという4人家族の設定になっています。 競艇場のイメージキャラクターは一人の場合が多い中、複数のキャラクターを使用するのは珍しいですね。

津競艇場の特徴

特徴(津競艇場の予想のコツ) 全国で初めて公認を受けた津競艇場ですが、津競艇場の特徴について簡単にまとめてみます。 津競艇場の主な特徴としては ・風の影響を受けやすくなっている ・インの1着率は平均ぐらい ・決まり手「差し」の比率が高い ・スロー優勢・ダッシュがしづらい ・夏は強い追い風が吹き、冬は強い向かい風が吹き、風の影響がとても大きい競艇場 ・最終レースが近づくと風が収まることが多くなり、イン逃げ有利の展開になります ・春先から夏場にかけては1マーク付近の水面が荒れる傾向にあります ・防風壁や防風ネットを設置していても冬場は2マークが荒れてしまいます。 などが挙げられるのではないでしょうか。 では、様々な角度から津競艇場の特徴を見ていきましょう。

津競艇場の水面は?

水面の特徴(津競艇場の予想のコツ) 津競艇場の水面の特徴を説明していきます。 競争水面はプール型で水質は海水か、海水に近い半淡水となっています。 伊勢湾が近い影響で塩分が含まれる事もあり、公式サイトでは「半海水に近い」と説明されていました。 競争水面の水位の変化や流れはほとんど無い競艇場となっています。 南北に作られている事で、1年を通して風の影響を受けやすい競艇場としても有名です。 次に、水面図を見ていきます。 1マークのバック側が110mと広めにあるので、全速で握って攻めることができる広さです。 1マークの振りは15mと比較的大きいですが、奥行きも100mと水域自体は広く比較的インコースが有利になってくる作りと言えます。 また、1マークのホーム側の幅が54mと全国で2番目に広く、インコースでも無理な旋回が無いためにイン逃げが有利な競艇場になっています。

津競艇場の風の影響は?

風の影響(津競艇場の予想のコツ) ここでは、津競艇場の風の影響について紹介していきます。 まず、津競艇場は海に近い事や水面が南北に設置されているということを覚えて置いてください。 立地の関係で、風の影響を大きく受けてしまい、水面が荒れやすい競艇場となっています。 2018年の風速を調べてみました。 すると、2018年に開催したレースのうち風速3m以上は約50%あり、風速5m以上は約14%となっています。 夏になると伊勢湾から追い風の季節風が吹きやすくなります。 冬には、鈴鹿山脈からの吹きおろし(向かい風)が発生するので冬場には安定板を使用してのレースが多くなってきます。 では、風の方向によって変わってくるレース展開ですが、津競艇場ではどのような影響があるのか下記にまとめます。

無風

まずは、無風で風がない時のレース傾向です。 無風のレースは10%程度しかなく、ほとんどレースで風が吹いていると推測されますが、実際に無風のときには1コースの1着率が上昇傾向にあります。 風速2メートル以内の風で調べてみてもインコースの勝率が上がっているのが分かりました。 風が風速2メートル以下の穏やかな時はインコースがリードして、勝率が上がっているようです。

向かい風

次に向かい風が吹いたときには、どのようになるでしょうか。 向かい風が吹く事によって3コース~5コースなどのセンター勢の勝率が上がっています。 また風速が強くなるにつれて、同じ様に勝率も上がってきています。 向かい風が吹いてしまうことによってインコースの加速が足りなくなってしまうことや、「まくり」を狙う選手が風の抵抗を受けてサイドが掛かり、全速で握って旋回できるようになるのが理由とも言えます。 しかし、津の1マーク側には風対策として巨大な防風壁と防風ネットが設置されています。 この影響で、強い向かい風が吹いたとしても1マークにはあまり影響がないようです。 津では「まくり」が決まりにくいとされているので、これが原因の一つかもしれません。 スタートラインや2マークは向かい風の影響を受けるので、荒れた2マークでの逆転も起こります。 「向かい風が強い時は2マークが荒れる」こと覚えておいて、展示を確認することによって、上手く乗れている選手の判断がしやすくなってくるかもしれません。

追い風

最後に、追い風の時にはどのような結果になるでしょうか? 追い風のときにはインが流れやすくなってしまうので、「差し」が決まりやすく、2コースの1着率が上がる傾向にあります。 弱めで緩やかな追い風では、イン逃げの次に2コースの差しが決まるレース展開が多くを占めています。 追い風が強くなってくると1マークに波が溜まり、水面が不安定になります。 そして、先行した1号艇や2号艇が流れたところをセンター勢の艇が差しを狙ってくるような展開も考えていかなければなりません。

津競艇場の季節ごとの予想のコツ

津競艇場は季節によって風の影響が大きく変わってきます。 そんな、津競艇場の季節ごとの予想のコツをまとめたので参考にしてください。

津競艇場の春

春の特徴(津競艇場の予想のコツ) 3~5月にかけての津競艇場の春の特徴は、冬場に吹いていた強い向かい風がなくなり、徐々に南東の風か東の風のような緩やかな追い風に変わってくる季節です。 インコースから普通にスタートを着れば、まずイン逃げでそのまま押し切れるレースが多くなります。 逆に人気選手でもセンターからまくり切ることができません。 展示タイムは180mを計測しているため、150m換算タイムとして公表もしています。

津競艇場の夏

夏の特徴(津競艇場の予想のコツ) 津競艇場の夏の特徴は、春と比べると強い追い風が吹き荒れる季節となってきます。 この強い風は伊勢湾からの海風が原因となっています。 1マーク側には防風壁がありますが、向かい風を対策するために作られたものなので、夏場の追い風にはほとんど役に立ちません。 なので、1マーク付近では波だまりができるのが特徴です。 1マーク側には波だまりができてしまっているので、インコースの艇が最初にターンして波だまりにハマってしまうと、バックストレッチ側に大きく流されてしまい、センター勢からの差しが決まりやすくなってしまうことを覚えておいてください。

津競艇場の秋

秋の特徴(津競艇場の予想のコツ) 秋の津競艇場と言えば、緩やかな風になり、水面の状況が良く、選手が一番走りやすい季節といえるでしょう。 また、9月ににはモーターの入れ替えが実施されます。 一年で一番モーターのパワーを発揮できる季節なので、モーターの性能差が大きくなる事が推測されます。 モーターの実績をきちんと確認していけば、舟券の予想には大いに役に立つかと思います。 また、インからスピードとモーターのパワーを活かせるような実力がある選手になると、信頼感が増すので、軸として考えるのも良いかもしれませんね。

津競艇場の冬

 津競艇場の冬の特徴は、「鈴鹿おろし」と呼ばれる強い向かい風が競艇場を吹き荒れる事もあります。 1マーク側には防風壁や防風ネットが設置されていますが、かなり強い風なので、この風を完全に止める事はできません。 なので、スタートラインから2マークにかけて強い向かい風が吹くことになります。 強い風なので、安定板を使用してレースを行われる事が多くなってくるので、周回展示や実力のある選手をしっかりと判断して舟券を予想してみてください。

津競艇場の予想のコツのまとめ

まとめ(津競艇場の予想のコツ) この記事では津競艇場で予想する際に使えるコツを紹介しました。 津競艇場で使えるコツを簡単にまとめると ・夏場に吹く追い風は1マークに波だまりができるためターンが流れやすい ・冬場の強い向かい風は2マーク付近に白波が立ち、レース中に順位が変わることもある ・安定板を使用する日には波乗りの実力者を見つけ、舟券予想をする ・当地勝率の良い地元選手はピット離れから前付けを狙ってくる傾向 ・決まり手では「差し」の比率が高い ・スロー優勢・ダッシュが利きにくい ・風の影響を受けやすい水面 ・夏は追い風、冬は向かい風傾向 などが挙げられるのではないでしょうか。 津競艇場では季節によって、かなり風の違いが出てきてしまう事などもあり、予想を考えるの非常に難しい競艇場となっています。 地元の慣れた選手や当地勝率の高い様な選手は、伸び足よりも出足重視でモーターセッティングをしているため、周回展示での差を見るよりかターンの精度を確認していったほうが良いかもしれませんね。 今回紹介した津競艇場のコツをきちんと理解し、舟券予想の参考に役立てていってください。