みなさん若松競艇場ってどんな競艇場か知っていますか?
若松競艇場(ボートレース若松)は福岡県北九州市若松区赤岩町にある競艇場です。
1952年に開設されて、現在のSG競走の始まりとも言える全日本選手権競走が初開催されたことから「競艇ダービー発祥の地」と呼ばれています。
今回はそんな若松競艇場の特徴と予想するコツを分かりやすく紹介します。
若松競艇場はどんな競艇場なの?
福岡の北九州にある若松競艇場ってどんな競艇場なの?という疑問もある方がいると思います。
この記事では、そんな疑問を解決していきます。
若松競艇場は、2008年より全国2番目の通年ナイター場になりました。
「パイナップルナイター」の名称でナイターレースを実施しています。
この名称の名付け親は、「神田川」などの作詞で有名な喜多條忠さんです。
ボートレース通としても有名です。
所在地は、福岡県北九州市若松区赤岩町13-1に位置しています。
アクセスは各線奥洞海より徒歩4分。最寄駅までは博多から在来線で40分ほど。
小倉より無料バス(30~40分)が出ています。
大型の無料駐車場も用意していますが、高速道路利用の場合はインターから少し遠いです。
施設は大型イベントホール、フェニックスステージなどがあり、広くて綺麗です。ロイヤル席は1,000円でフリードリンクが付いてきます。
飲食店の評判もよく、1本120円のホルモン串、450円の焼きうどんをはじめ博多ラーメン、焼き鳥、唐揚げなど九州ならではのお店が多いです。
今回はその若松競艇場場の特徴と予想に使えるコツを紹介します。
若松競艇場はどんな特徴があるの?
若松競艇場は洞海湾という湾の中に作られており、満潮と干潮で水面の状況が変わります。
海水を利用した競艇場では基本と言えますがが、潮汐表でその時間のチェックは必須です。
また、コースでは潮の流れは2マーク後方から潮が流れ込み、1マーク後方で止められるといった作りになっています。
これにより、満潮時などの潮が高い時間になると、1マーク後方で止められた潮が押し寄せてくるといった特徴があります。
それでは、項目ごとに詳しく見ていきましょう。
水面の特徴を掴もう
若松競艇場の水質は柔らかく浮力がつく海水のため、体重の重い選手が有利と言われています。
満潮時にはインコース、干潮時にはアウトコースが有利となる特徴があります。
また、満潮時はスタートが追い潮となるため、インコースはより有利になるでしょう。
水面は基本的には穏やかな日が多いですが、若松競艇場は風の影響を受けやすく、風速5mを超えてくるとインコースの信頼度が下がると言われています。
そのほか、洞海湾に直結していることから、冬場はやや荒れやすいといった特徴もあります。
風の影響はもちろんある
水質が海水なので、潮の高さと風による影響で水面が変化しやすい特徴があります。
また、1マーク後方から戻ってくる潮が高く、風とぶつかることによって水面が荒れやすくなっています。
風の強い日では満潮時のインコースの信頼度が下がるため、風速と潮の高さは必ずチェックしたいですね。
傾向的には枠順通りと考えよう
水質と風の影響から、荒れやすい競艇場というイメージが持たれやすいと思います。
しかし前述した通り、基本的には穏やかな水面の日が多いようです。
また、海水を利用した競艇場ではありますが、コース別着順率を見ると枠順通りという傾向が見られます。
つまり、水面が荒れやすくても万舟券が良く出る競艇場ではないということですね。
若松競艇場コース別1着率
1コースの1着率は48.57%という数値です。
全場の比較では1着率は12位と中間順位になります。
若松の1コースは極端な特徴があるわけではないのですが、1着率的に信頼のおける数値ではあるので、選手を見てから買うのが良いですね。
2コースの1着率は15.85%と全場比較で15位になります。
少しだけ他場に比べると1着率は低い方になりますが、1コースに続く1着率なので軽視は禁物です。
こちらも他コースの選手などをみての判断でしょう。
3コースの1着率14.90%と全場比較の5位です。
他場に比べるとそこそこ期待できるコースです。
2コースの1着率(15.85%)と差があまりないのが特徴で、良い選手が3コースにいる場合は注目しておきたいですね。
4コースの1着率が13.25%で、全場比較の10位と中間にあり、可もなく不可もないコースとは言えそうですね。
内側のコースに入る選手が怪しい場合は狙ってみるのも手です。
もちろん自力でもそこそこ期待できるコースなので、4コースに入る選手には注意しておきたいとこです。
5コースは全場比較の12位と中間あたりです。
悪いわけではないので、状況を見てからの判断しましょう。
6コースの1着率が全場比較の17位と少し悪いですね。
2%にも満たない1着率なので判断が難しい所です。
一発狙いなどでの購入など、状況によって狙うのも手も考えられます。
若松競艇場コース別3連対率
1コースの3連対率が79.15%で全場比較でも10位です。
連対においてはそこそこ強めではあります。
3着以内からの即切り捨ては注意した方が良いでしょう。
もちろんダメそうなら即切り捨ても一考ではあります。
2コースは58.92%と全場比較の10位とまずまずで、連対においては2コースはそこそこの確率でしてきます。
3連対率だけ考えると他場に比べても強めではあるかと思います。
3コースは7位という結果で他場比較ではまずまず上位です。
1着率も比較的高めで、3連対率も他場比較では強めになります。
数値的にはそこまで抜けて高いわけではないのですが、若松競艇場においては3コースは注目しておきたいコースです。
4コースの3連対率は全場比較の17位と中間下です。
他場においても数値的には40%前後が多いので悪いわけではないですね。
選手や周りの状況などを見てからの判断したいところになります。
5コースの3連対率37.42%と全場比較では13位とまずまずですね。
1着率、3連対率ともに中間順位となり、極端な特徴はないもののそれなりに悪くはないコースです。
選手や他のコースの状況を見てからの買いを検討しましょう。
6コースは全場比較では15位と微妙な順位です。
1着率は低めですが、3連対率で考えるとそこそこですね。
軽視せずに舟券購入の際は頭に入れましょう。
最後に1コースの1着を逃した際に3着以内に入る比率を出しています。
「2着・3着/4着以下」の単純計算ですが、若松競艇場の場合は、 1.4875という数値になって全場ランキングでは7位でした。
1コースが1着になれなかった場合で、 2着や3着に残る可能性は他場に比べてそれなりに高いといった感じです。
1着になれなくても、3着以内にはしぶとく残る印象です。
若松競艇場のSG開催実績はこちら
若松競艇場では、過去から多くのSGレースが開催されています。
下記はSGレースに一覧になりますので、ご確認下さい。
1953年 第1回全日本選手権
1959年 第5回モーターボート記念 1960年 第7回全日本選手権
1965年 第11回モーターボート記念
1984年 第30回モーターボート記念
1997年 第43回モーターボート記念
1999年 第4回オーシャンカップ
2000年 第46回モーターボート記念
2002年 第7回オーシャンカップ
2004年 第9回オーシャンカップ
2005年 第51回モーターボート記念
2006年 第11回オーシャンカップ
2008年 第54回モーターボート記念
2009年 第14回オーシャンカップ
2013年 第18回オーシャンカップ
2014年 第60回ボートレースメモリアル(MB記念)
2017年 第63回ボートレースメモリアル(MB記念)
2018年 第23回オーシャンカップ
特性を踏まえた予想のコツを掴む
上記で様々な特徴は出てきましたので、全てをまとめて考えましょう。
まず、競走水面は洞海湾の奥に位置しており、2マーク後方から潮の出入りがあります。
満潮に向かう時間は追い潮で1コース有利、干潮に向かう時間は向かい潮で捲りが決まります。
季節によって強い風が吹くので、レースに大きく影響しています。
冬になると強い追い風が吹き、安定板を装着してレースをすることもあります。
満潮時間と重なると2マークが大荒れで、出足がないと波に負けてしまいます。
夏は向かい風と下げ潮(向かい潮)が重なると捲りが決まるようになります。
日没時間が遅いのでナイター照明が点灯するのは午後7時過ぎです。
レーサーを悩ますのはサンセットの時間帯です。
大時計の後ろに太陽が隠れるので大時計が逆光になり見づらくなります。
スタートが不揃いになるとレースがもつれます。
結果的に、走り慣れた地元のレーサーを絡めた舟券が正解です。
シード番組はありませんが、9Rは1号艇にA級で他はB級という本命番組です。
5Rと8Rの進入固定も1号艇にA級が配置されて本命サイドの決着が多くなります。
優勝戦は4コースが強いというデータがあります。
モーターは中間整備といって低勝率機のパワーアップが盛んに行われるので、性能が接近しています。
そのため超エース級のモーターは出てきません。
若松競艇場の予想のコツまとめ
今回は若松競艇場の予想に使えるコツを紹介しました。
九州の中でも比較的予想がしやすいとされている若松競艇場ですが、季節や天候の問題は多いようですね。
この記事で、いろいろな特徴が分かったと思いますので、是非参考にしてみましょう。