下関競艇場は風に注意!下関競艇場の特徴と予想のコツを徹底解析して紹介!

みなさん、下関競艇場ってどんな競艇場が知っていますか?

2017年4月から「海響ドリームナイター」の名称でナイターレースに参入した競艇場です。

関門海峡が近く、数々の歴史遺産もあります。

観光してみたくなるボートレース場です。

今回はこの下関競艇場の特徴と予想するコツを紹介します。

下関競艇場ってどんな競艇場なの?

どんな競艇場(下関競艇場の予想のコツ)

競走水面は外洋と接していますが、ナイターレースに合わせて堤防をかさ上げしたことで直接海水が競走水面に入らなくなりました。

消波ブイも設置したので海水のプール型水面になっています。

潮位の変化はあってもレースに大きく影響を与えることはありません。

走りやすいスピード優先の水面です。

下関ボートのもう一つの特徴は、ピットから2マークまでの距離です。

距離は、173mもあり、唐津に次いで2番目の長さです。

下関競艇場の水面サイズは大時計から対岸まで130.5mです。

スタンドから1マークまでが43m、1マークから対岸まで91mです。

インが深くならず、インが主導権を握ることが多いです。

また、大時計まで320mもあるので助走を大きくとったまくりも決まりやすくなっています。

水質は海水のため、体重差が出にくくモンキーターンが多く見れるのも下関競艇場の特徴の1つで、大潮を除けば水面は穏やかです。

ナイターではLED照明を使うため、全国で最も明るいナイターコースとなります。

所在地は、山口県下関市長府松小田東町1-1に位置しています。

アクセス方法は、JR山陽本線長府駅正面です。

新幹線の場合は、新下関駅・厚狭駅で乗換えになります。

車で行く場合は、下関または小月I.C.より、約15分になります。

また、JR下関駅等より無料バス運行しています。

※JR(上限970円)、関門汽船、関門橋、関門国道トンネル
※8R締切まで(併売時は下関開催8R)

それでは、細かく紹介していきましょう。

水面特性が重要なポイント!

水面特性(下関競艇場の予想のコツ)

夏場はバック側の横風、冬場はスタンド側からの横風がよく吹きます。

この横風が曲者で、スタート付近で向かい風が追い風に変わり思わぬ勇み足(フライング)ということが起きます。

また向かい風はまくり、追い風はインという一般的なセオリーはここには当てはまらず、微妙に変わる風を読み切った選手が好成績を残す傾向にあります。

地元選手だからこそスタート事故を起こせないという意識が強く、より慎重になることも考えられるでしょう。

下関競艇場の水面は海水を使用していて干満差によって水面の高さが変わります。

ただし、外海と水門で完全に仕切っているわけでもなく、また仕切りが無いわけでもなく、中途半端な高さの堤防によって仕切られています。

そのため大潮の時には外海の水位が上昇し、競走場内に水が入り込みます。

(大潮とは新月と満月の時に起きる干満差が最も大きくなる時の状態を言います。)

当然、潮が引く時には競走場側から海側に向かっての流れが起きます。

なので、海水を使用している競艇場ではあるものの、海と競走水面が筒抜け状態になっている競艇場とは違い、基本的には工業用水プールなどと同じように静かな水面です。

お風呂で湯船に洗面器を浮かべ、手で洗面器を沈めていくと、やがて洗面器のフチが水面よりも低くなり、一気に勢い良く水が洗面器内に流れ込みますよね。

あれと同じ事が競艇場サイズで起きると考えれば、その水の流れは無視出来ません。

基本的には静水面ですが、タイミングによっては上記のように水の流れが勝負の行方を左右する事もあると思うので、少なくとも大勝負の時には潮見表は要チェックですね。

1コースが全体の平均よりも有利なの?

下関競艇場は1コースが大変有利な競艇場になっています。

日本国内の競艇場では3本の指に入るほど1コース勝率が高い競艇場なのであります。

第2マークからスタートラインを通過した舟は当然第1マークを目指すわけですが、第2マーク付近よりも第1マーク付近の方がコース幅が20mほど狭くなっています。

1マーク付近の幅員が狭いこと自体は殆どの競艇場で当てはまるのですが、下関特有の形状としてスタートラインと第1マークの中間で、幅が広がる箇所があるというところ。

インコース艇は1マークがアウト側に寄せられているのだから、当然スタートラインを通過した後にはアウト側に艇を寄せて行きます。そうすると艇同士の横の間隔は詰まります。

これが他場であればインからもアウトからも寄せ合うようになるわけですが、下関の場合はスタートライン通過後に1段階幅員が広くなる箇所があるります。

アウトコースの艇がその分外に逃げる「逃げしろ」があり、危険が少ないためイン艇もアウト側に寄せやすいわけです。

その結果、アウトコース艇はギュンギュンに艇間が詰まって、かつ1マークから遠ざかるのに対して、1コース艇はアウト側に寄せて行く事によってコーナリングの基本である「アウトインアウト」の航法をとりやすくなります。

これが下関競艇場で1コース勝率が高い理由です。

下関競艇場ではとにかくスタート後は艇同士の横の間隔がどんどん狭まるので、スタートが遅れてしまうと他場以上に結果に悪影響を及ぼします。

シード番組を徹底チェック

下関競艇場には1号艇と3号艇にA級選手、ほかの枠にはB級選手を配置した「おはよう戦」と「ふくーる戦」というシード番組があります。

以前はもう1つ「午後の一撃」というシード番組があったのですが、ナイター導入に伴い午後のレースしか存在しなくなったために消滅しています。

あと、全ての開催日ではありませんが、ひとレースだけ進入固定の競走も組まれる事があります。

下関競艇場の全レース平均で大体60%ほどの1コース勝率があるのですが、これらのシード番組になると、67%程度まで1コース勝率がアップします。

ちなみに準優勝戦に限定してデータを見てみると、下関競艇場の準優勝戦では1コース艇の勝率は74%にまでアップしています。

つまり下関競艇場はイン有利ではあるものの、一部のシード番組や準優勝戦がイン勝率を引き上げてしまっているという印象は否めませんね。

下関競艇場コース別1着率

コース別1着率(下関競艇場の予想のコツ)

ここでは、下関競艇場のコース別の紹介をします。

1コースの1着率は55.70%という高い数値が出ています。

全場の比較では1着率は3位と強さが見えます。

予想する上ではまず第一に注目したいコースです。

2コースの1着率は15.45%と全場比較で16位になります。

1コースの1着率が高いため他場比較のランキングは微妙ですが、1コースを抜いてしまえば特別悪い数値ではないでしょう。

他コースとの比率で考えるとそこそこ狙えるコースで、2コースに良い選手が入った場合などは注意したほうが良いです。

3コースの順位は全場比較で20位とこれまた微妙ですね。

2コース同様に1コースの高い1着率が影響している関係でしょうか。

ただ、次に書く4コースの1着率との差があまりないのが悩ましいです。

4コースの1着率が10.97%で、全場比較の19位と渋めです。

3コースの1着率が11.05%とかなり僅差です。

4コースの選手が調子が良かったり、内艇が怪しい場合には狙ってみるのも面白いですね。

5コースは全場比較の19位と低めです。

ただし、どこの競艇場も1着率が5%から6%程度で、特別悪いわけではないので、場合によってはといったコースになります。

6コースの1着率が全場比較の12位と中間です。

1着率2.27%と元々の数字がかなり低いですので、もちろんモーターや選手状況によっては狙うのもありです。

下関競艇場コース別3連対率

コース別3連対(下関競艇場の予想のコツ)

1コースの3連対率が81.92%とかなり高い事がわかります。

安定的に狙いやすいコースであるのが分かるので、舟券的にも3着以内には入れておくのは筋でしょう。

2コースは全体の7位とまずまずです。

1コースを除くと1着率は高めで、3連対率でもなかなかの数値になっている。

下関競艇場の特徴として2コースは比較的強めになっており、3連対率が高めなので、微妙な選手でも舟券に組み入れる事を考えてみたいですね。

3コースは18位という結果で他場比較では微妙な位置です。

51.65%と極端に悪い数値ではないので狙いたいところでしょう。

これまた次に書く4コースとの差があまりないのが悩ましいですね。

4コースの3連対率は全場比較の19位と中間下、50.27%と3コースの51.65%と大きな差がないですね。

3コース、4コースに力の差がない選手が入った時には、舟券の購入は非常に難しくなりそうではありますね。

ここは購入者の腕の見せ所であり、5コースの3連対率が全場比較の21位まずまずです。

3連対率34.87%と他場と比べると少しだけ悪いですね。

だいたいの競艇場が35%以上の数字はあるので難しいところ、選手や他のコースの状況を見てからの買いましょう。

6コースは全場比較では13位と中間順位です。

23.4%と特に高い3連対率というわけではないのですが、それなりに絡んでくる確率は高めであると思います。

軽視せずに舟券購入の吟味をしたいところです。

最後に1コースの1着を逃した際に3着以内に入る比率を出しています。

「2着・3着/4着以下」の単純計算ですが、下関競艇場の場合は、1.4712という数値になって全場ランキングでは8位でした。

1コースが1着になれなかった場合で、2着や3着に残る可能性は他場に比べてそこそこ高いといった感じです。

高い1着率に加え、3連対率も高めなので、なかなか堅い1コースという印象を受けます。

下関競艇場の予想のコツまとめ

まとめ(下関競艇場の予想のコツ)

今回は、下関競艇場の特徴や予想をまとめました。

やはり、下関競艇場の一番のポイントはやはり風ですね。

関門海峡から流れ込む風の影響で、艇が非常に多く揺れますね。

この知識を元に、楽しい競艇を楽しんで下さい。