競艇の聖地、住之江競艇場を知っていますか?
競艇ファンの中では知らない人はいませんね。
その住之江競艇場はインが圧倒的に有利で、アウト側が不利だと言われています。
その根拠を徹底的に解剖し、どうしてインが有利なのかわかれば予想に自信がつくと思います。
今回は予想のコツとして、インが有利な理由、季節ごとの傾向等も交えて紹介していこうと思います。
ぜひとも予想に役立ててください。
住之江競艇場ってどんなとこ?
住之江競艇場は新なにわ筋を挟んで住之江公園および大阪護国神社の西隣に位置するボートレース場です。
通称はBOAT RACE住之江と呼ばれています。
前身の狭山競走場が、経営難と水面として利用していた狭山池の旱魃(かんばつ)を主因に1956年(昭和31年)4月10日をもって閉鎖されたことを受けて大阪市住吉区南加賀屋町(現在地。1974年7月22日より分区により現在の住之江区泉となる)に新設移転、同年6月19日に初開催されました。
住之江競艇場でのみ、エンジンの取付けにおいてバック、トランサムのライナー調整[+ 1]が可能となっています。
ライナーの調整有無および調整厚さはチルト角・部品交換状況などと同じく、事前に発表される事になっておりチルト角調整範囲は-0.5から1.5度です。
尚、場所が近接している尼崎競艇場とは原則として開催日程が重複しないようにしています。(年末年始や荒天中止の順延分を除く)
2006年7月8日からのナイター開催以降は日程を被らせて、昼は尼崎、夜は住之江のハシゴ開催となっています。
2000年(平成12年)10月13日より日本の公営競技史上初の三連勝式投票券(三連単・三連複)並びに拡大連勝複式投票券(拡連複)が発売されました。
本場締切5分前に流れるBGMは、CSのレジャーチャンネルでも場外締切3分前より使われている事が有名です。
住之江競艇場の特徴
住之江競艇場の主な特徴は、水質は淡水という事もあり、第2ターンマークでの逆転が多くインコースが強い印象があります。
逆に外枠6コースは不利であまり良くない傾向になっています。
住之江競艇場の水面の水質は淡水ですが、水質は非常に硬く、迫力のあるレースを観てもらおうと、スタンドから水面までの距離が非常に近いのも特徴です。
消波装置を設置しているのですが、護岸までの距離も短いので波が消えにくく、特に第2ターンマークでは、スタート時にできた波が護岸に当たって戻ってきますので若干走りにくいようになっていますね。
従って、ボートが第2ターンマークに戻ってくる時間帯と重なることによって、複雑な波が立ちます。
モーターにパワーがないと引き波を乗り越えられずボートが暴れるため、第2ターンマークでの逆転劇が起こりやすくなっています。
その為、最後まで安心出来ない競艇場ということですね。
また、冬場で追い風が強い日だと、第2ターンマークのスタンド側から、ビル風が水面に吹き込むので、これも相まって第2ターンマークでの逆転劇を多くする原因にもなっています。
住之江競艇場の1号艇の勝率は年間を通しても55%前後です。
季節毎で見てみると、気温が低い冬から春にかけては特に勝率も高くなる傾向にあります。
逆に言えば気温が高い夏から秋にかけては勝率がやや落ち込むことになります。
これについては、会場が都市部のために気温が高すぎてモーターがダレている可能性が考えられます。
車やバイクと同じく、暑さに弱いということです。
水の上だから冷却は問題ないと思う方もいらっしゃると思いますが、レース用の2周するためだけのモーターなので、カッチカチにチューンしてあります。
そのモーターが出す熱量はすごいので、夏の水温でも冷却が足らないのでしょう。
ちなみに、1号艇の勝率が落ち込む季節には2号艇の勝率が特に高くなる、というデータが出ています。
詳しい理由はハッキリと分かっていませんが、統計データ上でそういった特徴が浮きあがっているのが現実です。
具体的な数値を持ち出すと、冬春の2号艇の着順率は約14.5%となっているのに対して、夏秋は約18%まで着順率が上がっています。
この他のコースに関しては特に目立ったところはなく、全国でも平均的な勝率と言えますね。
しかし、これだけインコースが強いと、アウトコースの6号艇は分が悪いですね。
スタート後のコース取り次第ともいえます、6号艇スタートだった場合は難しい戦いになると想像できそうですね。
ここまでが主な住之江競艇場の特徴となっています。
住之江競艇場のコツ
ここまでの特徴を踏まえた上で、予想の指標を立てると非常に良いと思います。
上記の事から、今後住之江競艇場のレースを予想する時のポイントを以下にまとめます。
・エンジンの取り付けのバック、トランサムのライナー調整が可能で事前に発表される
・水質は淡水で波も立つことが少ないから走りやすい
・第2ターンマークでの位置取りを予想する
・基本的にはインコースが有利
・アウトコースは非常に不利
この3点を頭に入れておくだけでも結果は変わってくると思います。
住之江競艇場の季節ごとのコツ
ここでは住之江競艇場について季節ごとにわけて予想のコツをご紹介していこうと思います。
競艇は良くも悪くも天候に影響されやすい競技です。
季節ごとにも多少有利不利が変わります。
そのことも考慮すると的中率はグッと上がると思います。
春の住之江競艇場のコツ
春はモーター交換時期が過ぎてから選手達もモーターの特性を掴んできますので安定してきます。
なので多少荒れることもありますので注意してください。
アウト側はその不利をすこしでも解消しようと果敢に攻めてきます。
1年を通して、イン側が有利な競艇場ですがこの時期からはアウト側の選手も挑戦的になります。
その結果1号艇が負けることもあります。
この時期からは1号艇が鉄板だと考えずに、多少は他の艇に目を向けておいた方が良いと思います。
夏の住之江競艇場のコツ
夏は都市部ということもあり非常に暑くなります、そのためにモーターがダレて調子が悪くなることが多いです。
どの枠も同じですが、特に1号艇は止まった状態からのスタートとなるため、モーターへの負荷が強くなります。
その結果熱ダレを起こしやすく、勝率は落ちてきます。
それでもイン側の艇は有利なのでこの時期に勝率が高くなるのは2号艇と3号艇でしょう。
ガッチガチに堅い予想が出来る住之江競艇場ですが、この時期に関しては1号艇が1着にならないこともよくありますので他の艇にも注目したほうが良いと思います。
秋の住之江競艇場のコツ
秋になると暑さも和らぎ、1号艇の勝率は上がってきますが今度は台風の季節となります。
海沿いとは言え周辺をビルに囲まれている為、ビル風が吹き込み始めます。
この時期は若干荒れ始める時期なので注意が必要だと思います。
1号艇を軸にする買い方で問題ないと思いますが、展示航走などで第2ターンマークをうまく処理できない選手には注意が必要でしょう。
その際は2号艇と3号艇を注意深く観察すると良いと思います。
冬の住之江競艇場のコツ
冬の住之江競艇場はモーターの交換時期です。
その為選手たちは新規のモーターの特性を掴めず、苦戦することが多いですね。
この時期は選手の実力よりも、セオリー通り有利な1号艇がモーターの調子がわるくても勝利しやすいと思います。
その結果インが圧倒的に有利な1号艇が堅実に勝てるわけですね。
この時期はクラスや所属等を考えず、とりあえず1号艇に賭けてみても的中するぐらい安定していると思います。
舟券を購入するなら1号艇を軸にすると的中率も上がると思います。
特に外枠は住之江競艇場で勝つためにはモーターやペラに左右されると思いますので厳しい時期だと思います。
住之江競艇場は日本でも最も有名な競艇場です!
競艇ファンの方は良く知っていると思いますが、住之江競艇場は最も格式高い競艇場だとおもいます。
その理由はSGの最高峰のレースの一つ、賞金王決定戦競走があるからですね。
過去には他の競艇場でも開催されたことがありますが、住之江競艇場で開催された数は断トツですね。
又、SG競走については唯一全てのレースが開催される競艇場となっております。
競艇発祥の地でもないのですが、都市部にあることと競艇ファンが多い事、潤沢な資金力があるからここまで格式を高くすることが出来たのでしょうね。
競艇選手たちも、高校野球の甲子園やサッカーでの花園のように、目指すべき頂点の競艇場として特別視しているのではないでしょうか。
まとめ
今回は住之江競艇場について予想のコツなどをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
住之江競艇場は波も立ちにくいし、周りをビルに囲まれてくるため、海風が吹き込んでくることは少ないので比較的走りやすい競艇場だと思います。
ですが第2ターンマークはスタートの波が返ってくるような仕掛けがありますので若干走りにくくなっている点から、見ていて面白い競艇場だと思います。
その結果アウト側の選手は波にさえぎられてしまい、有利と言われている1号艇が堅いというのがよくわかったと思います。
予想を立てるときはまず1号艇で考えると楽に予想が出来ると思います。
冬から春にかけては特に顕著ですね。
この競艇場ではその理由から人気薄の舟券は高額になります。
万舟券を狙うのも良いと思いますが、的中は非常に難しいので高額は賭けないほうが良いと思います。