戸田競艇場は、日本で一番コースの幅が狭い事で有名ですよね!
競艇場が狭い為、ストレッチ側では観客席の前をボートが走り、バックストレッチ側に行っても観戦しやすく、とても迫力満点です!
しかし、観戦する分にはメリットかもしれませんが、競艇場が狭いためのデメリットもあります。
そこで、今回は戸田競艇場で舟券を買うために抑えておきたいコツやポイント、特徴をまとめましたので、是非参考にしてみてください。
戸田競艇場はどんなところ
まずは、戸田競艇場はどんな競艇場か紹介します。
戸田競艇場は1940年に開催予定だった幻の東京オリンピックでボートの競技をするために作られた戸田漕艇場の西に戸田競艇場は位置しています。
戸田漕艇場はナショナルトレーニングセンターボートの強化拠点施設として定められているので、オリンピックを目指す漕艇の選手が練習しているのを見ることができます。
また、戸田競艇場は毎年8月に行われる「戸田ふるさと祭り」という戸田市のお祭りの会場としても使用されています。
このお祭りには選手会埼玉支部の競艇選手も参加していたり、ペアボートの試乗会や出店、チャリティーオークションなども開催されているので競艇ファンでなくても楽しめるお祭りとなっています。
まさに、地域密着といえる競艇場ですね。
1コースの勝率が悪い戸田競艇場
戸田競艇場を予想するコツとなるポイントを紹介していきます。
競艇と言えば「インコースが有利」と言われていますが、戸田競艇場は「日本一インコースが弱い!」と言われていて競艇らしからぬインコースの勝率となってしまっています。
その勝率はというと、1コースの勝利は35%程度しかありません。
他の競艇場では1コースの勝率が50%を超える競艇場もあるので、これらを考えると、15%も消失が低いのは大きな差と言えるでしょう。
では、なぜここまで1コースの勝率が低くなっているのでしょうか。
まず、戸田競艇場のコース設計ですが、第2ターンマークとスタンド側の距離が64.5メートルあり、第1ターンマークとスタンド側の距離は37メートルと非常に狭くなっています。
第1ターンマークとスタンド側の距離は、江戸川競技場と同じくらいの狭さになっています。
この狭さによって第1ターンマークあたりでは前提が密着するレースとなり混戦してしまいます。
1コースと言えども他の艇よりスタートがが遅れてしまうと、厳しいレース展開となってきます。
しかし、第2ターンマークより第1ターンマークがスタンド側に寄っているということは他の競艇場でもよくある話です。
そして、第1ターンマークとスタンド側の距離が戸田競艇場と同じ程の狭さである江戸川競艇場では、1コースの勝率は戸田競艇場ほど悪くありません。
では、どうして戸田競艇場の勝率がここまで悪いかというと、やはり日本一コース幅の狭い競艇場であるということが理由となっているからだと思います。
レース会場がコンパクトな分、他のコースが勝つチャンスが大きくなってきます!
コースの狭さだけが原因ではない
戸田競艇場は日本で2番目に狭く、インの勝率が日本で1番弱くなっています。
やはり、コース幅が狭い事が勝率が低いことの要因かもしれませんが、実は江戸川競艇場が日本で1番第1マークあたりのコース幅が狭くなっているのです。
しかし、日本1幅が狭い江戸川競艇場は戸田競艇場ほどインの勝率が低いデータとはなっていません。
これはなぜでしょうか?
江戸川競艇場は第1マーク付近が日本一の狭さであるものの、ピット位置の関係上、進入がほぼ全レース枠なりで行われるため、インコースの艇が充分な助走距離を持ってスタートに挑めます。
戸田競艇場は江戸川競艇場のように枠なりで行われるような特殊な傾向が無い分、江戸川とほぼ同じ様な水面でインコースは進入が深いスタートポジションとなり、それでもアウトよりも早いスタートタイミングと加速を求められ、されにアウト・イン・アウトのターンを決めなければならないわけです。
この事が戸田競艇場のインコースの弱さと言えるしょう。
では、舟券を予想をする際にコツとするポイントはどこかというと、インコースの選手がかなりの実力を持っているような場合は別として、スタートが上手くてインコーツの選手を引き波に乗せてくれるような選手を軸として考えていく事が重要かと思います。
スタートをリードした選手が有利
戸田競艇場は上記で説明した通り、とてもコンパクトな競艇場となっています。
やはり、コンパクトな分1コース以外の艇も充分の勝てる可能性があります。
そのため、戸田競艇場ではいかにタイミングの良いスタートで勝敗が大きく変わってくると言っても過言ではないでしょう。
戸田競艇場は狭いため、第1ターンマークからフルスピードでまくって来る選手が有利だったりもします。
また、第1ターンマークで「差し」をする選手は上位に立てず、2着止まりとなるケースが多くなります。
第2ターンマークでは、差した選手がそのまま勝つというケースが多くなってきます。
第2ターンマークで差すということは、バックストレッチ側を走っている際にアウトコースにいる選手が有利ということになりますね。
第1ターンマークで捲る場合も、第2ターンマークで差す場合も、どちらにせよ良いスタートを切り、レースをリードし、良いポジションでレースを展開していくことが勝利の鍵となってくるでしょう。
舟券を購入する際は、出走表を確認し、平均スタートタイミングや展示タイムをきちんとチェックして、スタートの速い選手をしっかりと見定めるのが予想のコツと言えるでしょう。
実際、1コースを除く2コースから4コースの勝率はどれも変わりません。
5コースや6コースの艇もスタート次第では十分に可能性を秘めているとも考えられます。
季節ごとのコツ
競艇は気温や風などによって大きくレースの流れが変わってきます。
そこで、戸田競艇場の季節ごとの特徴をまとめましたの是非予想の参考にしてください!
春の戸田競艇場
戸田競艇場の春は向かい風が吹く日が大きなり、ダッシュスタート勢のまくりが活躍する季節となってきます。
3月、4月ごろの戸田競艇場は向かい風が多いと言っても、強風が吹き荒れるような事はほぼ無く、水面も穏やかなので選手にとっては走りやすい季節かもしれません。
強風ではないと言っても、向かい風の中でスタートを切るため、ダッシュスタート勢の伸び足が有利に働くと言えます。
スタート展示をしっかりと確認し、スリット後の艇の伸び足を確認するのが予想のコツとなってきます。
また、ダッシュから捲りを仕掛けるような選手がいれば、その艇の内側から差しを仕掛ける選手も有利なレース展開になってくる事が多いので、ダッシュから捲りを仕掛けそうな選手を見定めるのもポイントと言えるでしょう。
夏の戸田競艇場
戸田競艇場では6月にモーターに入れ替えが行われます。
入れ替わったばかりのモーターなので、スタートがバラつく事が多く、選手たちも手探りでモーターの整備を行ったりしながらレースに出場します。
戸田競艇場の新モーターシリーズは、毎年のように荒れた結果となり、高配当が続く事が多い事からも、穴を狙って高配当を夢見る競艇ファンからは高い支持を受けています。
しかし、お盆に戸田競艇場の地元選手が集まる「戸田ボート大賞」の頃になると、モーターの勝率や成績が優秀なモーターもわかってくるので、軸となる選手が決めやすくなってきます。
このことからも、配当の方も高額がでなくなり、落ち着いた結果となってくるでしょう。
秋の戸田競艇場
戸田競艇場の秋は台風などが近づいてきた場合は別となりますが、ほとんど風の影響を受ける事はなくなってきます。
6月に入れ替えられたモーターの実力も理解されてきて、気温が下がり、涼しくなってくるころには実績通りのレース展開になる事が多くなる為、機力や選手の技術をメインとして予想することがコツとなります。
冬の戸田競艇場
戸田競艇場の冬はだんだんと風が強くなってきて追い風の日が多くなってきます。
また、かなり強い強風の通り道になることもあるので注意が必要です。
強い風によって1マークあたりに波が立つこともあるので、追い風が強ければ強いほど「まくり」を仕掛ける選手が失敗してしまう可能性が多くなってきます。
ぎゃくに実績のあるモーターを利用する「差し」が得意な選手が良いレース展開で勝負を仕掛けてくるでしょう。
毎年、ボートレース戸田で正月に開催される「埼玉選手権」は高配当が的中する事が多くなってきて、追い風では実績のあるモーターを利用する「差し」を仕掛ける選手が狙い目となってくるでしょう。
戸田競艇場の予想のコツのまとめ
今回は戸田競艇場の予想に使えるコツを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
戸田競艇場で舟券予想を的中させるコツをまとめると
・向かい風ではダッシュ勢からのまくりが有利
・インコースの信頼度が他の競艇場と比べ低い
・追い風が強い日は実績のあるモーターの差しが有利
・まくりを仕掛ける選手の外側の艇の差しに期待
などが挙げられますね。
また、戸田競艇場はコースが狭い分1コースの弱さが全国で2番めという事を理解していてください。
逆に、4コースの勝率は他の競艇場と比べても全国でトップクラスの成績を残しています。
展示タイムや地元選手ということで人気選手が出る事も多いので、展開をしっかり見極めることによって、万舟券などの高配当を的中させることが出来るのが戸田競艇場とも言えるでしょう。
競艇で予想をする方は、しっかりとその競艇場の特徴を理解していく事で的中に繋がっていくと思います。
この記事で戸田競艇場の特徴を理解し、競艇予想に役立てていってください!